前回は、2017でした。
ガイドライン2023の冒頭
「多発性硬化症・視神経脊髄炎診療ガイドライン 2017」公開後,多発性硬化症(multiple sclerosis:
MS)や視神経脊髄炎スペクトラム障害(Neuromyelitis optica spectrum disorders:NMOSD)の診療環境は大きく変化している.具体的には,MS における診断基準の改訂(McDonald 2017),それをもとにした本邦厚生労働省の診断基準の改訂,新たな疾患修飾薬(Disease modifying drug:DMD)であるフマル酸ジメチル,シポニモド,オファツムマブの上市,NMOSD では,(AQP4 抗体陽性)視神経炎に対する急性期治療として IVIg の認可,再発予防の生物学的製剤として,エクリズマブ,サトラリズマブ,イネビリズマブ,リツキシマブの認可,さらに疾患として MOG 抗体関連疾患(MOG antibody-associated disease:MOGAD)の概念の確立と診断基準の公開などである。
NMOSDの復習です。
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Satralizumabの論文
Trial of Satralizumab in Neuromyelitis Optica Spectrum Disorder | NEJM